相続財産(遺産) | 親族関係 | 問題点 |
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1.借金:200万円 | 子供A 子供B ※配偶者、直系尊属はすでに他界 |
借金のみ |
事例ケース
このケースの問題点
被相続人が死亡後、遺産は借入金のみだったことが分かりました。
そのため、子供Aは相続放棄の選択をすることにしました。
しかし子供Bが相続放棄をすれば、被相続人の兄弟姉妹・甥姪までをも今回の相続に巻き込んでしまうことになります。
このケースの解決事例
【1】子供Bが相続放棄をするにあたって、直系尊属がいない本件において次順位の相続人になる兄弟姉妹・甥姪に状況の説明をし、了解を取り付ける。
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【2】子供Bが相続放棄の申述をする。
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【3】申述が受理された後、次順位の相続人である全兄弟姉妹・甥姪の相続放棄の申述を行う。
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【4】全ての相続放棄の手続が完了
上記のようにプラスの遺産がないと分かっていれば、遺産の調査をせず相続放棄の申述をします。
相続放棄によって影響を受ける兄弟姉妹・甥姪と連絡を取りながら進めることが重要です。