日本の租税-税金の昔話10-
2017.10.30
こんにちは。
福岡市、北九州市と関東に事務所を構える相続・事業承継に強い税理士法人アイユーコンサルティングです。
今回は、日本の租税についてです。
租税という漢字には、どちらも禾が入っています。
禾は、いね(稲)等の穀物を表します。
且は、お供え物を乗せる台を表し、兌は、抜き取る事を表すそうです。
こうした漢字からもイメージできるように、日本の租税の起源は初穂料にあると言われています。
現在、私たちは初穂料として貨幣をお供えしていますが、昔は、神様への感謝を込めてその年初めて収穫された稲穂(初穂)をお供えしていました。
租税という言葉の成り立ちには、神様に感謝をするという側面があるようですが、現在では、トルモノ・トラレルモノのイメージが強く根付いています。
こうしたイメージは今後大きな変革がない限りは、続いて行くでしょう。
とはいえ、時には、宗教的、文化的な視点も取り入れることで、現在の制度が当たり前とは考えず、何か改善点があるのではないかと考えることも必要だと思います。
皆様とともに、少しでも良い方向へ進めるように、日々精進して参ります。
相続、事業承継などでお悩み等ございましたらお気軽にご相談ください。
税理士法人アイユーコンサルティング
藤本 清貴