間口税-税金の昔話4-
2016.08.08
こんにちは
福岡市と北九州市に事務所を構える相続・事業承継に強い税理士法人アイユーコンサルティングです。
以前、ヨーロッパでは「窓税」があり、日本にもこれと似たものがあると紹介させていただきました。
日本では、「間口税」と呼ばれるものがありました。
「間口税」は、江戸時代(徳川家光の代)に課せられた税金です。
どのように税金を課していたのかというと、家の間口に応じて税金を課していたそうです。
間口が広ければ広ほど、税金が多く課される仕組みとなっていました。
そのため、間口をいかに狭くして課される税金を少なくするか、という方向へ人々が考えを巡らせるようになります。
間口を狭くするとなると、奥行きを深くしてその先に建築をする必要があります。
このような建築物が数多く残っている場所として、京都が挙げられます。
「町屋」や「うなぎの寝床」など、その特徴を示した言葉も残っています。
こうした京都の町屋建築の起源に、「間口税」が関連していると考えられていますが、これにも諸説あるようです。
税は私たちの日々の選択・行動に少なからず影響を与えています。
どのような税があって、今の私たちの社会があるのか、今後も調べ続けていきたいと思います。
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