帽子税-税金の昔話3-
2016.04.08
こんにちは
福岡市と北九州市に事務所を構える相続・事業承継に強い税理士法人アイユーコンサルティングです。
桜の見頃も過ぎ、木々も新緑の季節へと準備を始めつつあります。
色々な場所へお出かけするのも、楽しみとなってきます。
今回は、帽子に関する税についてです。
日差しを避けるため、ファッションのために帽子をかぶる方は多いかと思います。
この帽子に対して、18世紀頃にイギリスで課税がなされていました。
当時のイギリスでは、帽子はお金持ちが持つ高価な装飾品と位置づけられていました。
英国紳士や貴族の女性のイメージでも必ずと言っていいほど、華やかな帽子をかぶった人々が登場しています。
帽子税を支払った場合には、帽子の内側に納税したことの証紙が挟まれたようで、この証紙の有無で取締りを行っていました。
帽子税の取締りは大変厳しいもので、証紙の偽造等の悪質な行為に対しては死刑となる制度もあったようです。
この時期には、様々な税が導入されてはすぐに消えていきました。
制度としては長続きしませんでしたが、共通の考えとしては、貧富の差に着目することと、効率よく税を徴収することのようです。
今後も引続き昔の税を知ることで、現在の税を考えていきたいと思います。
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